母親が水素水サーバーを買ってきた話

水素水。現代日本では胡散臭さの象徴として語られており、中学レベルの教養がある人なら誰でもその怪しさに気づくはずの商品であります。

そんなある日…

ついに母さんが水素水のパンフレット持ってきたんだけどなんて言えばいいどうしよう
— 頭文字C (@chy_na2) 2017年4月19日

気づいたら実家に水素水届いてたんだが
— 頭文字C (@chy_na2) 2017年4月27日

母親が水素水と、サーバーを買ってきた。実は私の母は、高額美顔器を購入したり謎のセミナーに行ったりチェーンメールを回してきたりなど、以前から騙される主婦の代表的行動を度々取っていました。水素水を買ってくるのも時間の問題で、覚悟はしていましたが。

結論から言うと、父と私の2人がかりで説得するも無駄でした。それどころか、水素水で作るご飯が嫌なら食べないでくれと言われる始末で、炊事を母に任せている父と私は痛いところを突かれてしまい、敗北を喫したのでした。

彼女たちは健康のために金を使うことが快感だし、健康を気遣う自分に酔っているのです。但し、家族の誰も有難いとは思っていないのがミソ。要はオナニーなのです。

そのオナニーで母の心が穏やかになるのであれば安いものだと納得することにしました。

ちなみに一番驚いた母のセリフは、「この会社は30年続いてるんだから人を騙すような悪い会社なわけない！」でした。20年続いたてるみくらぶを思い返してみてほしいものです。

母とのバトルで敗北したので、水素水を飲み始めて半年が経ちました。特に効果は表れておりません。プラシーボ効果の恩恵を受けてないと言われればそれまでですが。

諦めましょう。高いオナニー代だと思って目を瞑りましょう。